八潮で相続した実家、売る・貸す・持っておく? エリアで変わる選び方

親が住んでいた八潮市の家を相続したものの、売るか、貸すか、しばらく持っておくかを決められないまま時間がたっている、というご相談は少なくありません。
どれを選ぶかで、手元に残るお金も、かかる手間も大きく変わります。
そして八潮市の場合、その家が市内のどこにあるかによって、考え方がかなり違ってきます。
この記事では、八潮市で不動産の売買に携わってきた立場から、相続した実家の扱い方をエリアごとに解説します。
この記事でわかること
- 八潮市の家が、ほかの街に比べて売れやすい理由
- 八潮駅の近く、駅から離れた住宅街、市街化調整区域、区画整理の区域内で、それぞれ気をつけること
- 貸す場合と、空き家のまま持っておく場合の注意点
八潮市は、住む場所と工場・倉庫の場所がはっきり分かれた街です
八潮市は、住宅が集まるエリアと、工場や倉庫が集まるエリアが、はっきり分かれている街です。
そのため、市の広さのわりに、住宅として売りに出る家や土地はそれほど多くありません。
一方で、つくばエクスプレスで都心に出やすいことから、八潮市に住みたいという方は増えています。
売りに出る家が少なく、探している方が多いので、相続した実家にも買い手が見つかりやすい状況です。
ただし、八潮市では土地区画整理事業が複数の場所で進んでいて、同じ町名でも、道路や区画の状況がまったく違うことがあります。
市街化調整区域と呼ばれる、原則として家を建てられないエリアもあります。
こうした事情を知らないまま査定をすると、実際の価値とずれた価格になりかねません。
相続した家の価格を調べるときは、八潮市内の事情にくわしい不動産会社に相談することをおすすめします。
売る:エリアによって、売れ方が変わります
八潮駅の近くは、どんな形でも売れやすい
大瀬、茜町、八潮といった八潮駅の近くは、市内でもとくに人気のあるエリアです。
八潮駅は、2005年のつくばエクスプレス開業とともにできた、まだ新しい駅です。
駅の周りは区画整理によって街づくりが進んできたため、昔からの住宅は多くありません。
そのため、駅の近くで家を探している方に対して、売りに出る家が足りていない状態です。
こうした事情から、駅の近くにある家は、建物が古くても、土地として売っても、比較的売れやすい傾向があります。
建物を残したまま売るか、解体して更地にしてから売るかは、建物の状態と、そのときの買い手の動きを見て決めます。
急いで解体する前に、まずは今のままでどのくらいの価格になるかを確認しておきましょう。
駅から離れた住宅街は、敷地の広さが強みになる
駅から離れた住宅街では、1区画が広めの土地が多くなります。
敷地が広めの家は、車を2台止めたい方や、庭のある暮らしをしたい方からの需要があり、売れやすい傾向があります。
広い土地は、2つに分けて売ることも考えられます。
八潮市にも、地区計画などによって1区画の最低面積が決まっている場所がありますが、草加市に比べると、土地を分けて売るときの面積の決まりは厳しくないと感じています。
ただし、地区計画の区域では独自の面積が決められているため、分けて売れるかどうかは、場所ごとに確認が必要です。
また、駅から離れたエリアには工場や倉庫が集まる場所もありますが、住宅地とはおおむね分かれています。
家の周りの環境は、買い手の方が気にするポイントのひとつなので、査定のときに一緒に確認します。
市街化調整区域の家は、まず「建て替えられるか」を調べる
八潮市には、市街化調整区域と呼ばれるエリアがあります。
これは市街化を抑えるための区域で、原則として新しく家を建てることができません。
調整区域にある実家を相続した場合、最初に調べなければならないのが、その土地で家を建て替えられるかどうかです。
建て替えられるかどうかは、その土地がいつから宅地だったか、どのような許可を受けて家が建てられたか、といった経緯によって変わります。
建て替えができる土地であれば、買い手を見つけることができます。
一方で、建て替えができない土地は、住むための家を探している方には買ってもらえないため、売るのはとても難しくなります。
それでも、隣の土地の方に買ってもらう、建物を建てない使い方を探すなど、売り先の可能性を一緒に探していくことはできます。
調整区域の家は、自己判断で解体する前に、まずご相談ください。
八潮市の調整区域での建築については、市役所の都市計画課 開発係が窓口です。
区画整理の区域内なら、事業の進み具合を確認する
相続した家が土地区画整理事業の区域内にある場合は、事業がどこまで進んでいるかで、売るのに適したタイミングが変わります。
事業がある程度進んでいれば、相続の時期と重なっていても、売却に大きな問題はありません。
まだ初期の段階であれば、建て替えや住宅ローンに制限がかかることがあるため、進み具合を見て売る時期を考えます。
区画整理と売却のタイミングについては、「区画整理地域内の不動産、売却のベストタイミングとは」でくわしく解説しています。
売るなら知っておきたい3,000万円の特例
亡くなった方がひとりで住んでいた家を相続して売る場合、一定の条件を満たすと、売却益から最大3,000万円を差し引ける特例があります。
昭和56年5月31日以前に建てられた家であること、相続から3年を経過する年の12月31日までに売ることなど、条件は細かく決まっています。
この特例は、相続した後に家を貸してしまうと使えなくなります。
売るか貸すかで迷っているときは、この点も判断材料に入れてください。
売却の流れや税金については、「相続した不動産はどうする?売却・賃貸・活用方法を分かりやすく解説」もあわせてご覧ください。
建物が古い、家の中に荷物が残っている、遠方に住んでいて片付けや管理ができない、という場合は、不動産会社に直接買い取ってもらう「買取」という方法もあります。
八潮市での買取の流れや、仲介との違いは、三共コスモスの「八潮市の不動産買取」のページでくわしく紹介しています。
貸す:車庫があれば、駅から遠くても借り手が見つかりやすい
相続した実家を貸すのも、十分に考えられる選択肢です。
八潮市では、敷地に車を止められる戸建ての賃貸に、駅からの距離に関係なく高い需要があります。
建物が古くても、車庫のスペースがあれば、借り手が見つかる可能性は十分にあります。
ただし、貸すとなれば、水回りや設備の修繕、入居者からの連絡への対応が続きます。
どこまで手を入れれば借り手がつくか、家賃でその費用をどのくらいの期間で回収できるかは、家ごとに違います。
貸すかどうかは、建物の状態を見たうえで、売る場合と比べて判断するのがおすすめです。
持っておく:空き家にするなら、管理の担い手を決めておく
すぐに決められない場合、しばらく持っておくのもひとつの選択です。
ただ、空き家は人が住んでいる家よりも早く傷みます。
庭木が隣の敷地や道路にはみ出したり、害虫の住みかになったりすると、近所の方から市役所に相談が入ることがあります。
管理が不十分な空き家として市から勧告を受けると、土地の固定資産税を安くする特例が使えなくなります。
持っておくと決めた場合でも、誰が、どのくらいの頻度で家を見に行くのかを、相続人のあいだで決めておきましょう。
八潮から離れて暮らしていて、実家を見に行くのが難しい場合は、「遠方にお住まいの方へ」のページで、郵送・オンラインでの進め方や、売却・空き家管理までの流れをご案内しています。
八潮市の空き家の管理や活用の相談は、市役所の住宅・建築課が窓口です。
空き家を売りたい・貸したい方と、使いたい方を結びつける「八潮市空家バンク」という制度もあります。
空き家を持ち続けるリスクについては、「八潮市の空き家対策コラム」でくわしく解説しています。
現場からの一言
八潮市内でも、少し場所が変わるだけで、区画整理の進み具合や、建て替えができるかどうかが違ってきます。
相続した家の価格を一般的な相場だけで判断すると、思っていたより高く売れる家を安く手放してしまったり、売れない家に時間をかけてしまったりすることがあります。
売るかどうか決める前に、まずはその家がどんな条件の場所にあるのかを確かめることから始めましょう。
決める前に、相続の手続きを整えておきましょう
売るにも貸すにも、まずは家の名義を相続した人に変える、相続登記が必要です。
相続登記は、2024年4月から義務になり、相続を知った日から3年以内に行わなければなりません。
期限のある手続きの全体は、「相続手続きの期限一覧」にまとめています。
相続人が複数いる場合は、誰がその家を相続するのか、売ったお金をどう分けるのかを話し合い、遺産分割協議書にまとめます。
話し合いがまとまらないまま共有の名義にすると、売るときにも貸すときにも全員の同意が必要になり、あとで動きにくくなります。
亡くなった方が八潮市に持っていた土地や建物は、八潮市役所の資産税課で名寄帳(市内の土地・建物の一覧)を取ると確認できます。
財産の調べ方は「財産目録の作り方」で解説しています。
相続登記は、さいたま地方法務局 草加出張所が管轄しています。
八潮市役所での手続きの全体は、「家族が亡くなった後の手続きチェックリスト(八潮市版)」にまとめています。
八潮の「かかりつけ行政書士」として
相続した実家をどうするかは、手続きと不動産の両方にまたがる問題です。
手続きは行政書士、売却は不動産会社、と別々に頼むと、同じ説明を何度もすることになりがちです。
南出行政書士事務所は、八潮駅の近くにある、相続と不動産の両方を扱う行政書士事務所です。
代表の南出は、八潮市で不動産会社(三共コスモス)を営み、不動産の仕事に13年携わってきました。
八潮のどのエリアで、どんな家が、どのくらいの価格で売れるのかを、日々の仕事の中で見ています。
地元の方が、相続のことで困ったときに気軽に相談できる「かかりつけの行政書士」でありたいと考えています。
- 戸籍の収集による相続人の確定
- 名寄帳の取得を含む、不動産などの財産調査
- 遺産分割協議書の作成
- 相続した家を売る・貸す・持っておくのご相談
- 相続登記・相続税の申告は、提携する司法書士・税理士と連携
まとめてお手伝いする「相続手続きサポート」は、10万円(税別)です。
まだ売るかどうか決めていない、という段階でも構いません。
初回のご相談は無料ですので、お気軽にお問い合わせください。
あわせて読みたい:相続した不動産はどうする?売却・賃貸・活用方法を分かりやすく解説
こんなお悩みはありませんか?
- ✓ 相続人が多く話し合いが進まない
- ✓ 戸籍集めが大変
- ✓ 相続登記をどうすればいいか分からない
- ✓ 実家を売るか迷っている
\ 面倒な手続きや売却でお悩みなら /
今すぐ私に無料相談してみませんか?
具体的なサポート内容については、以下の専用ページをご覧ください。


