八潮市の相続と不動産|取引データで見る相場
八潮市で相続した土地・家はいくら?
取引データで見る相場と、相続で使う「3つの価格」
相続した実家を、売るか、誰かが引き継ぐか。
家族で話し合う前に、まず知っておきたいのが「だいたいいくらの家なのか」です。
国土交通省が公開している八潮市の実際の取引データ(約2,800件)をもとに、相続した土地や家の価格の目安をまとめました。
直近1年は2025年4月〜2026年3月の取引です。中央値は、価格を安い順に並べたときにちょうど真ん中にくる値です(極端な取引に引っぱられにくい数字です)。
相続で出てくる「3つの価格」
相続の手続きでは、同じ土地や家に、いくつもの「価格」が出てきます。
どれも間違いではなく、使う場面が違うだけです。
混ざってしまうと、家族の話し合いで食い違いが起きやすいので、最初に整理しておきましょう。
| 価格の名前 | どんな価格? | 何に使う? | 時価を100とした目安 |
|---|---|---|---|
| 時価(実勢価格) | 実際に売り買いされる価格。このページのデータはこれです | 遺産の分け方を決めるとき、代償金の金額を決めるとき | 100 |
| 相続税評価額 | 土地は国税庁の「路線価」などで計算します | 相続税がかかるかどうか、いくらかかるかの計算 | 80くらい |
| 固定資産税評価額 | 市から届く固定資産税の通知書に書かれている価格 | 固定資産税、相続登記の登録免許税(評価額の0.4%)の計算 | 70くらい |
相続税評価額は公示地価の8割程度、固定資産税評価額は7割程度をめやすに決められています。実際の取引価格は、場所や時期によってこの比率より高くも低くもなります。
よくある食い違い:固定資産税の通知書の金額を見て「実家は1,000万円くらい」と思っていたら、実際には1,400万円以上で売れる、ということは珍しくありません。
家を引き継ぐ人が、ほかの兄弟にお金を払って分ける場合は、どの価格を使うかで払う金額が大きく変わります。
八潮市の土地の値動き(10年)
八潮市の住宅地の土地が、1坪あたりいくらで取引されてきたかを、3年ずつにまとめて並べました。
1年ごとだと件数が少なく数字がぶれるため、3年分をまとめています。
住宅地の土地(50〜500㎡)の取引の、1坪あたりの価格の中央値。
2020年ごろまでは1坪40万円台の前半で落ち着いていましたが、2021年以降は50万円台に上がり、その高さが続いています。
10年前と比べると、おおよそ2割高い水準です。
親が何十年も前に買った土地は、買ったときの価格や、固定資産税の通知書のイメージよりも高く売れることがあります。
相続した土地の価値は、いまの取引の水準で見直しておくことが大切です。
中古一戸建ては、築年数で見方が変わる
土地と建物をセットで売った取引を、建物の古さごとに分けると、価格はこう変わります。
2024年1月〜2026年3月の取引。土地50〜500㎡の住宅。中央値。
相続した実家は、築30年を超えていることが多いと思います。
築31年以上の家の価格の中央値は約1,800万円で、八潮市の土地の相場(1坪50万円台)に当てはめると、30〜35坪ほどの土地の値段とほぼ同じです。
つまり、古い家の価格は、建物ではなく「土地がいくらか」でほとんど決まります。
建物が古いからといって、価値がないわけではありません。
逆に、リフォームにお金をかけても、その分だけ高く売れるとは限らないので、直す前にご相談ください。
エリアで価格はどれくらい違う?
| エリア | 土地の坪単価(中央値) | 件数 |
|---|---|---|
| 八潮駅の周り(大瀬・緑町) | 約55万円 | 8件 |
| そのほかの住宅地 | 約52万円 | 39件 |
| 市街化調整区域 | 取引が少なく、比べられません | ― |
2024年1月〜2026年3月の住宅地の土地の取引。大瀬は「大字大瀬」を除く大瀬1〜6丁目。
市内の住宅地どうしでは、中央値で見ると大きな差はありません。
八潮市は、住宅が集まる場所と、工場や倉庫が集まる場所がはっきり分かれた街で、住宅地の土地はどこも一定の需要があります。
差がはっきり出るのは、市街化調整区域です。
原則として家を建てられない区域で、2024年以降の取引は、土地・建物すべてを合わせても13件ほどしかありません。
買い手が限られるため、調整区域の実家は、建て替えができる土地かどうかを最初に調べることが大切です。
相続した実家のエリアごとの売り方は、「八潮で相続した実家、売る・貸す・持っておく?」でくわしく紹介しています。
数字どおりにならない理由
ここまでの数字は、あくまで市全体の目安です。
同じ町名でも、次のような条件で、価格は数百万円単位で変わります。
区画整理の進み具合
八潮市では土地区画整理事業が複数の場所で進んでいます。区域内の土地は、工事の段階によって売りやすさや売るのに良い時期が変わります。
建て替えができるか
市街化調整区域の土地や、道路に2m以上接していない土地は、建て替えができないことがあり、価格が大きく下がります。
前の道路と土地の形
道路の幅、角地かどうか、旗竿地(細い通路の奥の土地)かどうかで、同じ広さでも価格が変わります。
土地の広さ
八潮市では、敷地が広めの家は買い手が見つかりやすい傾向があります。逆に狭すぎる土地は、建てられる家が限られ、価格の見方が変わります。
八潮の不動産を扱ってきた実感
- 八潮駅の周りは、つくばエクスプレスの開業とともに街づくりが進んだ場所で、昔からの家が少なく、売りに出るとどんな形の家でも買い手が見つかりやすい印象です。
- 八潮市は区画整理の区域が多く、同じ町名でも道路や区画の状況がまったく違うことがあります。エリアの事情を知らないと、価格の見立てが大きくずれることがあります。
- 市街化調整区域の家は、建て替えができるかどうかで売れ方が分かれます。難しい土地でも、隣の方への売却など、可能性を一緒に探します。
ご実家の価格を知る3つの方法
- 自分で調べる(不動産情報ライブラリ)国土交通省の「不動産情報ライブラリ」では、地図から近くの取引価格を無料で見られます。「価格情報」から八潮市を選び、町名で絞り込むと、近くでいくらで売れたかがわかります。
- 不動産会社の査定を受ける実際に売れる価格は、土地の形や道路、建物の状態を見てはじめてわかります。当事務所は不動産会社(三共コスモス株式会社)と同じ建物にあり、相続の手続きと一緒に、無料で査定をお出しできます。
- 相続税の評価は路線価で調べる相続税がかかりそうな場合は、国税庁の「路線価図」で土地の評価を調べます。相続税の申告が必要な場合は、提携の税理士と連携してお手伝いします。
価格が遺産の分け方に関わるとき
家の価格が特に大事になるのは、次の2つの分け方です。
代償分割
家を引き継ぐ人が、ほかの相続人にお金(代償金)を払って公平にする分け方です。家をいくらと見るかで、払う金額が決まります。
換価分割
家を売って、売れたお金を分ける分け方です。売れる見込みの金額を先に知っておくと、話し合いがまとまりやすくなります。
どちらの場合も、遺産分割協議書に分け方を正しく書いておくことが大切です。
代償金の書き方や、売ったお金の分け方の書き方は、次のページで解説しています。
町名ごとの相場や、ご実家の無料査定は、同じ建物の三共コスモス株式会社の売却相談ページでもご案内しています。
相続の手続きと、家の価格の見込み。
ひとつの窓口でご相談いただけます。
戸籍集めや遺産分割協議書の作成と一緒に、ご実家の価格の目安もお出しします。
初回のご相談は無料です。
データ:国土交通省「不動産情報ライブラリ」の不動産取引価格情報・成約価格情報(八潮市、2015年1月〜2026年3月の取引、2026年10月に集計)。住宅地の土地は面積50〜500㎡、一戸建ては住宅用途で土地50〜500㎡の取引を対象とし、件数が5件未満の区分は載せていません。このサービスは、国土交通省の不動産情報ライブラリのAPI機能を使用していますが、提供情報の最新性、正確性、完全性等が保証されたものではありません。
